自己管理してうつ病の症状を疑う|身体から発するサインを見逃さない

医師

心の病に気づくには

病院

精神や身体に起きる異変

うつ病になってしまうと、精神や身体に特徴的な症状があらわれるようになります。精神の方では、憂鬱や悲観的な思い込み、無感動などが目立ちます。突然このような症状があらわれるのではなく、徐々にあらわれてくるため本人や周りも気づきにくいところがあります。しかし、意欲の低下や思考がまとまらないなどの症状から、次第に異変が感じ取れるようになってきます。意欲の低下で分かりやすい症状と言えば、身の回りのことがだんだんと出来なくなってしまうところです。うつ病になると、今まで何事もなくしていた家事や人とのコミュニケーションが面倒に感じてしまうようになります。そのため、部屋が散らかりっぱなしだったり、孤立してしまうような状況になってしまったりするのです。思考がまとまらない症状では、集中するのが難しくなり、判断力の低下や反応が鈍くなるような特徴が挙げられます。仕事が思うようにできなくなったり、支離滅裂な言動が出てきたりする場合もあります。身体にあらわれるうつ病の症状では、食欲不振や不眠、疲労感や倦怠感などです。身体に異変が起きて病院で診てもらっても異常が認められないことも多く、こういう場合はうつ病が隠されていることも多いです。また、身体だけに症状があらわれる場合もあり、そういった場合は仮面うつと呼ばれています。このような症状はいち早く気づいて、病院で治療を受けなければいけません。症状をそのままにしてしまうと、ますます悪化してしまうようにもなりかねません。何かがおかしいと感じた場合、または家族や周りの人が気づいて声をかけてあげることも大切です。

具体的な治療と流れ

うつ病を治療する病院は、精神科や心療内科があります。そこで問診を受け、血圧や血液検査などを受けてから診断が出されます。治療の内容は主に投薬によるもので、抗うつ薬が処方されます。この抗うつ薬は、脳の神経伝達物質を正常な働きに戻していく作用があります。うつ病は、強いストレスなどによって神経伝達物質が出す分泌量が正常に働かなくなってしまうために、さまざまな症状が起きてきます。ここの働きを整えることでだいぶん症状が改善されてくるようになるので、薬による治療は欠かせません。しかし、中には薬が合わない場合もあります。副作用が辛かったり、効果が見られなかったりといった場合です。そのようなときは、他の種類に替えて処方してくれるので、問題なく治療が続けられます。治療は薬以外でも、カウンセリングも行われています。カウンセリングでは専門のカウンセラーが、患者の話しを聞きながらアドバイスしていく流れとなります。今の気持ちを素直に告白する、あるいは何か思うようなことを伝えていくだけで、心がスッキリとした気分になれます。カウンセラーは決して患者を否定することなく、ありのままを受けて入れてくれるので強い信頼感を持たれています。うつ病の場合は、否定をせずに理解してあげる気持ちが一番大切です。相手を追い詰めてしまうと、せっかくの治療も効果が半減してしまう可能性があります。温かく見守ってあげる姿勢が、焦りや不安のない状態へと回復させていくことになるのです。治療の期間はうつ病の症状が落ち着くまでとなりますが、長引く場合も考えられます。人によって症状の改善に要する期間は異なるため、気持ちに余裕を持たなければいけません。しかし、治療を始めてから治療前とはいくらか楽になれるようになるので、症状はとても意味があることです。